【オランダハウス日記】 これってジェネレーションギャップ!?

2018.11.23

三連休は肌寒いスタートになりましたが、いかがお過ごしでしょうか? おかげさまで、オランダハウスには平日より沢山の方々にお越しいただいております。カフェでは、街歩きの途中、オランダハウスのカフェであたたかい飲み物をテイクアウトされるグループの方が今日は多いです。
今日はちょっとオランダハウスの小話を――。

 

私たちシニアスタッフと、おもにカフェやギャラリーで皆様にお目にかかる大学生やインターンのオランダ人学生たちとは、歳で言えば、親子ほど違います。
特にインターン生ブライアンとデーミエンとは、歳だけでなく育った国も違いますので、話しているといろいろ発見がありますが、11月の初旬、刺繍プロジェクトを終えたアーティストのヴィクターさんの帰国を翌週にひかえた頃、ふと、

 

「ブライアンさん、オランダってSNSは何使ってるの? ヴィクターさんオランダに帰ったら、連絡とるときSNSは何がいいのかしらね?」

と聞きました。

ブライアンさんは25歳のロッテルダム大学のアジア経済・貿易を専門とする大学生。ことしオランダから上智大学に来て、ここオランダハウスにインターンにやってきました。ビデオを撮るのがとても上手で、行事があるたび、いつも録画してくれます。

ブライアンさんいわく、

「まあ、フェイスブックのメッセンジャーでいいんじゃないの? 日本ではLINEが人気があるけど、オランダではWhatsAppをよく使ってる」
「ふーん、そうなんだ。じゃ、いまのままで連絡は大丈夫そうね」と私。

 

そこで、いつも会話にひねりを入れてくるブライアンさんが言いました。

 

「ユーコさん、もしかして、ヴィクターさんに手紙、書いたりするんじゃない?」
「手紙? うん、書くよ。住所がわかれば、クリスマスカードとかもあるしね」
「えええええーっ、うそーっ。やっぱり手紙書くの? ハーハハハハ」といかにも嬉しそうに笑うブライアンさん。
「ははーん、きみは私たちの世代は古いと思って、からかって笑っておるのだね、ブライアン」
「きっと、その手紙は小鳥が運んでいくんでしょ? ハーハハハ」(←本気で笑ってる)
「そう、でも、ただの小鳥じゃないよ。白いかわいい小鳥」
「あー、おかしい。だって、用があるならメールで一発送れば、すぐすむじゃない? なんだって手紙なんか書くのかなあ」とブライアン。

 

なぜ書くのか?と聞かれても、いい答えは浮かばないけれど、

 

「でも、私はライターで本や雑誌を作る編集者なんだから、私が手紙も書かない、本も読まないじゃあ、人様に読んで下さいとはいえないじゃん」
「ああ、僕も電子書籍は買わないよ。本は紙で読む。とくに旅行ガイドは紙の本を買っちゃうんだ。実際、旅の途中では、すぐスマホで検索するんだけど、『よし、ここに旅行するぞ!』って気持ちを盛り上げるためにLonely Planet とか紙のガイドを買って、旅が終わると、記念に本棚に並べておく」
「わかりました。本は紙もオッケーだけれど、手紙は書かないと」
「はい、そうです。そういうことはスマホですむ」
「そうですか。私は手紙を書いて小鳥に頼むか、ガラスのびんに入れて、佐賀のクリークから海に流すわ」
「それでオランダにいつ着くんだよ~」

 

そこにヴィクターさんが通りかかったので、ブライアンさんとの会話を再現したところ、

 

「文通? いいじゃないですか。やりましょう。ただし、優子さん、ただの手紙じゃ面白くないですよ。開けてみたら中は白紙で、水につけたり、火であぶると、文字が浮かび上がる特殊なインクで書いてあるとか、暗号で書いてあるとかトリックをお願いします」

 

ええ、そこから考えないといけないとは……やっぱり手紙ってめんどくさい?

 

(オランダハウス広報 樋渡優子)

2018.3.17 - 2019.1.14
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